一日を長く、有効に、生産性のあるもにできるという朝活。数年前からブームとなり、様々な朝活がメディアで取り上げられています。
でも、毎朝ランニングとかしんどい、読書とか眠い、会社行く前にカフェ?お金もったいないよ!で、結局続かない!という人は多いんじゃないでしょうか?
そこでオススメなのが「座禅」。
なんせ、ただ座るだけ!それだけで、シャキッと、頭がスッキリ、おまけに悟りも開けちゃう?という「座禅」です!
今回のお話は、朝活にオススメ!時間も手間もお金もかからない、「朝活には座禅体験談」。
※座禅の方法のまとめはコチラの記事をチェック!⇒【解説】座禅、はじめよう。座禅のやり方教えます!
目次
座禅体験談①朝活がてらパワースポット赤坂・豊川稲荷の座禅会へ行ってみた

テレビで見たことありますよね座禅。欲望煩悩の塊みたいなIT社長が何かを求めてお寺で座禅してたり、禅体験がしてみたい女子たちが京都旅行の際にお寺で座禅してみたり。
でも一体、座禅ってなに?どんな効果があるの?
ストレス、うつ、生活習慣病に効く?ただスピリチュアル体験ができる?いろいろな疑問ありますよね座禅って。
座禅の効果・効能についてはコチラの記事もオススメ!
ふと「座禅気になる!」「朝活にちょうどよくない?」と思った僕は、東京で暮らすようになってから初詣でお世話になっている、赤坂の豊川稲荷で、第2・第4火曜日の朝6時半から500円で座禅会が開催されていると知り、さっそく体験してきました!
パワースポットとしても有名な豊川稲荷ってどんなところ?
場所:港区元赤坂1−4−7
アクセス:東京メトロ赤坂見附駅から徒歩5分です。
TEL:03-3408-3414
(電話時間:午前8時30分~午後4時)
祀っている神様
豐川稲荷は正式名を「宗教法人 豐川閣妙嚴寺(とよかわかくみょうごんじ)」と称し山号を圓福山(えんぷくざん)とする曹洞宗(そうとうしゅう)の寺院です。
一般的に「稲荷」と呼ばれる場合は「狐を祀った神社」を想像される方が多いと思われますが、 当寺でお祀りしておりますのは鎮守・豊川ダ枳尼眞天(とよかわだきにしんてん)です。
(豊川稲荷東京別院HPより)
境内に入ってみた感想
- なんか特別なものを感じる!
- 赤坂という都会の真ん中なのに、ゆったり落ち着く空気感!
- 朝6時過ぎだと人もいなくて清々しい!
- キツネいっぱい!キツネかっこいい!
芸能にもご利益があるといわれ、境内の提灯にはジャニーズをはじめ芸能人の名前が並んでいます。実は僕も、4、5年前にある芸能人に誘われてここで初詣して、数珠を買って1年つける、ということをしてから、仕事が上向きになったことがあります!それ以来毎年、初詣に来ているお稲荷さんなんです!

座禅体験談②はじめての朝活座禅会!in豊川稲荷!座禅の組み方とは?

さて、豊川稲荷の座禅会、どんなものなのでしょうか?まったく知識ゼロで500円握りしめて参加してみました!
【豊川稲荷座禅会レポート】はこんな感じ!
- 社務所で500円払う
- 建物2階へ行くと40人くらいの男女がもう座ってた!
- 手順がわかんない!お坊さんに聞いてみた。
- ただ座る30分。簡単!いやツライ!?
- まだ終わらない!一階でお茶出してくれた!
- すげぇ得した朝のご祈祷参加
詳しくどうぞっ!
【豊川稲荷座禅会レポ①】社務所で参加費の500円払います

- 6時すぎ。朝6時半からということなので、6時過ぎに東京メトロ赤坂見附駅に到着。徒歩4、5分で豊川稲荷に到着。
- 6時15分。豊川稲荷。境内に入ると、清々しい気持ちになった。あちこちにいるキツネが神聖な気持ちを高めてくれる。
- 境内には出社前のサラリーマンが一人、二人、散歩中のかたも1人。まずはお参りをした。
- 6時20分。本堂横の社務所にいるお坊さんに、「あの、座禅会なんですけど」と恐る恐る言って500円を払う。ジョギング中か!というくらいのラフな部屋着で来てしまっていたので、怒られるかと思ったけど、優しく受け入れてくれて、まずはほっこり一安心した。
【豊川稲荷座禅会レポ②】建物2階に行くと40人くらいの男女がもう座ってた!

- 建物二階へ上がると、大部屋があり、そこには20代〜5、60代の男女(4:6くらい)がもう座ってる!とにかく静か!物音出せない雰囲気!参加者は出社前の人もいれば、朝ジョギングのついでみたいなランナー姿の女性も。てか俺、遅いの!?みんなもうはじまっちゃってる感じすか!焦る俺。
- 周囲を見渡すと、大部屋前に並べられているソファに、皆それぞれの荷物や上着を置いているので、真似して、置いてきた。財布とかこんなとこでとられないよね。
- そして座禅会が行われている大部屋に入って行ったのだけど、ここで後に気付いた大きなミス!みなさん、靴下も脱いでいたんです。俺、靴下のまま座禅やり通しちゃった。でもお坊さんは何も言わなかったので、そこまで絶対というわけじゃなさそう。
【豊川稲荷座禅会レポ③】手順がわかんない!お坊さんに聞いてみた。

- 時刻は6時27分くらい。もうみんな座禅はじめてる?焦る俺。何をどうすればいいのやら。
- しかし、全員常連ではなさそうだった。お坊さんが、初めて来たっぽいご夫婦に小さな声で手順を教えていた。すかさず隣に行き、「はじめてなんですけど」と勇気を出して聞いてみた。え?はじめて?なんも知らないで来たの?という空気感を多少感じるくらい静寂な座禅シーンを目の当たりにしてビビっていたが、お坊さんもご夫婦も、最初からの俺に付き合って、説明を頭からしてくれた。みんな優しい!
- 以下、簡単な座禅の組み方の手順を。
- まず大部屋に入って左に座禅用のかなり厚めの丸い座布団(座蒲)が並べられているので取りに行くこと。その際、両手の親指、人差し指、中指だけを使って持ち上げ、運ぶこと。
- 座蒲を取りに行くと、一度大部屋の外に出て、部屋正面を向いて、一礼して中に入り直す。
- 参加者が座って並んでいるので、適当な場所に座蒲を置く。
- 置いたら、そのまま立ったまま手を合わせて一礼。次に反対側を向いて、一礼。
- 向き直り、座蒲をまたぐように前に出て座る。
- 座禅のときの足の組み方は、右足を左足のももの上に。次に左足を右足のももの上に。でもこれ左足乗っからない!
- お坊さんが、無理なら左足を右ももの下入れて、大事なのはももから左足が出ないようにすることと教わる。(お寺や考え方によっては左足だけ右ももにのせて、右足を左もも下に隠すというところもある)
- 両手の手のひらを上に向けて、左が上、右が下になるように重ねる。両親指先をつけて丸くなるよう形を作る。これを法界定印と言うそうです。
- 背筋を伸ばし、あごをひく。目線は斜め45度くらい下、自分から畳半畳先くらいを見る。
- 呼吸を整える。鼻から息を吸って、口からゆっくりと出す。
- 呼吸が整えば、口を閉じて、自然に鼻から呼吸をする。
- 鐘の音が鳴ったら、座禅スタート。次になるまで座禅を続けること。
【豊川稲荷座禅会レポ④】ただ座る30分。簡単!いやツライ!?

- 姿勢も楽だし、これって余裕という序盤。
- ていうか、アレ、何を思えばいいの?無になればいいの?でもこういう時ってあれでしょ、無になるやつでしょ。よし無になるぞ!無になれ俺!……静かだな。鳥の鳴き声ってこんなにしてたっけ。太鼓の音がする。朝のおつとめかな。朝ごはんどうしよう。今日仕事は……。ちょっと待ってちょっと待って俺!雑念がすごい!!
- なかなか無になれない。それでも15分も経つ頃には集中できてきた。でも無になろうとしている自分を思う自分がいる。これは無なのか?
- 20分がすぎた思う。時計がないからわからない。なんか口につばたまってきた。飲み込む音すら響きそうでためらう。足もちょっと痛い。今度は身体からの反応で集中できない。
- 周りの気配も、もぞもぞ動くような人がいる感じ。みんな同じだ。足痛い。
- でもお坊さんが後ろから棒で叩くというようなお馴染みのシーンはない。よかった。棒で肩バシって叩くやつあるのかと思ってビビってた俺。
- 長い!これ30分だったよな?1時間とかだったらどうしよう。きつい。まだ終わんないのかな、という雑念が生まれはじめる。
- 30分近くたった。まだ終わらないが、もういい、すべて受け入れましょうという気持ちになった俺。痛い、つばたまる、いろいろ頭の中をよぎるイメージ、言葉。ただボーッとそれを受け入れるしかない。
- 鐘の音がなった。周りを見て、終わっていいんだよな?と確認しながら足をとき。立ち上がり。一礼。反対側を向いて一礼。はじめての座禅やりきった!という達成感よりも、やっと終わった!という気持ちがこの時は強かった。
- 終わって、お坊さんから一言メッセージ。今日は初めての人が多かったらしいという導入から入り、「一日の真似は一日の真似。二日の真似は二日の真似。一生真似れば、本物になります」という優しい声で短いながらも、何かありがたさを感じるお話が終わる。
- 座禅すると何がいいとか、どんな効果があるということは一言も言わなかった。
- 座禅ってなんなんだろう?これだけ静かに、ただ座ってすごす時間、意味がわからないが、自分に向き合えた気がする。そしてそれは、少し、辛くて。なんだか、おもしろく思えてきた。
- 座禅について、もっと知りたい、という気持ちが強くなってくる。
【豊川稲荷座禅会レポ⑤】まだ終わらない!一階でお茶出してくれた!

- 短いようで、長い座禅会が終わると、これからご祈祷に参加してもらいますと案内される。
- 時間のない人はこのまま帰っていいそうだ。
- 荷物を持って一階の客室に降りると、お坊さんたちが熱いお茶を淹れてくれた。ご祈祷の時間までここで待つみたいだ。
- 周りの参加者たちも、なんだかスッキリとした表情。
- 和室で美味しいお茶を飲みながら、お寺の雰囲気に癒される。
- 10分ほどだろうか、お坊さんが呼びにきた。本堂へご祈祷を受けに行く。
【豊川稲荷座禅会レポ⑥】すげぇ得した朝のご祈祷参加

- すでに始まっているご祈祷。お経を読む力強いお坊さんたちの声。YouTubeよりもテレビで見るよりもど迫力の太鼓の音。ここはライブハウスか!と思った。
- お坊さんたちの後ろに正座をして座る。今度は正座か!とちょっと思った。
- ご祈祷って、5千円からウン万円とか納めないといけないやつ。でも座禅会のご祈祷は500円で心願成就〜と唱えてくれて超お得!その仕組みはこう。
- 朝のご祈祷では、お経を読み上げたあとに、どっかの偉い会長の名前とか、百貨店の名前とか会社の名前が、かなり長く延々と読み上げられる。あまり詳しくないが、おそらく年契約で毎朝ご祈祷契約みたいなことになっているのだろう。そこに、「座禅会の参加者」という団体名を1個付け加えて、ご祈祷をしてもらう仕組みになっている。
- とにかく感じたのは、20分ほどのご祈祷を受け、正座の痛みよりも、仏像、僧侶たちの太い声、響く太鼓、神聖な本堂、すべての神秘性とライブ感に心を打たれた。感動してしまった。おまけに心願成就まで願ってくれた。500円で!素晴らしすぎる!
※ご祈祷が終わると、本堂を出るまでに6個くらいのお賽銭箱ゾーンに通されます!はじめて行く人は小銭たくさん用意したほうがいいです!なくてもいいんでしょうけど、気持ちですからね。
座禅体験談③座禅終わって外出て缶コーヒー飲みながら見た赤坂見附の街がいつもと違って見えた・・・

「座禅ってなに?朝活にいいかも!」と思って、知識ゼロで飛び込んだ赤坂・豊川稲荷の座禅会。
座禅ってなんのためにあるのか?意味はないのか?座禅中何を思えばいいのか?わからないことだらけだったのですが、間違いなく感じたのは、終わって境内を出て、缶コーヒー飲みながら赤坂見附まで歩いたとき、なんか景色がいつもと違って見えたんです。心がスッキリしている自分に気がついたんです。気持ちいいなって。
さらにその日は、夜まで、いつもより頭がよくまわって仕事はかどったんです。まじない効果かもですけど、それでもそうなったならよくないですか?ただ、夜は眠くて早く寝ましたけど。早寝早起き習慣つくと思えばポジティブポジティブ!
そんな朝活座禅体験からの僕なりの結論は
何もなく、ただ座る。こんな朝活なのに、何か生まれる。頭も心もスッキリする。ってこと!
もちろん、もっと奥深いことなんだと思います。座禅って。で、その日以来、座禅本を購入して勉強中!そしてやり方もわかったので、毎朝自分で座禅してます。
スマホで座禅アプリもある!
座禅会やっているお寺は結構あるそうなので、お近くにある方は、まず最初はお寺へ行ってみるのがオススメ!検索すると結構見つかると思います。
とはいえ家で自分でもできるので、やってみてはいかがですか?
◎スマホのアプリ「雲堂」
「雲堂」っていうアプリでは、音声で座禅のやり方も言ってくれるし、時間も自分で設定できます!
僕はこれで今は30分やるのが大変だから15分に設定してやっています!

自宅で座禅するとき用座布団もAmazonで売っています!
豊川稲荷でも使っていた丸くて硬めの座布団に座ってするのが座禅の正しい方法みたいですが、なかったら普通の座布団を二つ折りにして浅く座るとかでいいみたいです!
ではでは、座禅朝活はじめて、よい1日を!いつもありがとうございます。
IJWD