本好きでなくとも今や本を選ぶ基準となっている芥川賞・直木賞と並ぶ、本屋大賞。
「あっこの賞取ってるんだったら読もうかな」ということって多いですよね。
- 本屋大賞はやっぱり大賞を読むべき?
- 本屋大賞ノミネート本で読むべき本は?
- おすすめ本のざっくり内容が知りたい!
という方に、新型コロナで外出自粛中、”#おうち時間””#おうちで過ごそう”にぴったりな本をシェアします!
では、気になる本屋大賞の結果からみていきましょうっ!!
目次
本屋大賞2020の結果は?
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順位はこんな感じになりましたっ
【本屋大賞2020の結果】
- 大賞 『流浪の月』凪良ゆう
- 『ライオンのおやつ』小川糸
- 『線は、僕を描く』砥上裕將
- 『ノースライト』横山秀夫
- 『熱源』川越宗一
- 『medium 霊媒探偵城塚翡翠』相沢沙呼
- 『夏物語』川上未映子
- 『ムゲンのi』知念実希人
- 『店長がバカすぎて』早見和真
- 『むかしむかしあるところに、死体がありました』青柳碧人
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たくさんあるけど、全部読むのは正直しんどい!何かいい感じの本ない?っていうあなたに、内容や話題性含めて、注目したい本を③つピックアップしてみます!
【本屋大賞2020】オススメ③選をシェア!

全部気になるところですが、内容もそうですけど、話題性や読む価値なども踏まえて、「今、これ読んだといた方がいいよ」っていう③選をピックアップ!!
『夏物語』
著者は『乳と卵』で、独特な文体で2008年に芥川賞を受賞した川上未映子さんです。
【ポイントは?】
- 発売前から海外の多くの国で翻訳が決まるほど話題に。
- テーマは、非配偶者間人工授精(AID)(夫ではない第三者の精子を使った人工授精のこと)
- 著者の川上未映子さんは、「自信を持って、私の人生はこうなんだ、ということを夏物語を読んだ人に思ってもらいたい」という気持ちを語っておられました。
- 人生には様々な選択肢があって、それを肯定してくれる一冊です。
『線は、僕を描く』
著者は水墨画家で作家の砥上裕將さん。これが小説デビュー作。2019年TBS系「王様のブランチブック大賞」にも選ばれています。
【ポイントは?】
- 水墨画の魅力を幅広い世代に知って欲しいという願いを込めて執筆された作品。
- 両親を失い、孤独に生きていた青年が、水墨画と出会い救われるという心温まる青春小説です。
- 水墨画家だから書けるリアル、自分の知らない世界を生きる人の心をのぞけるのが小説の面白いところなので、こういうその道の人が書いた作品だからこそ描ける心を、読んで世界を体験することができる価値ある一冊です。
『流浪の月』
著書の凪良さんはデビューから10年以上、主に男性同士の恋愛を中心に作品を描き続けていた、ジャンルでいえばBL作家として知られている作家さんです。
【ポイントは?】
- 本屋大賞受賞作となった『流浪の月』は、BLではなく、歳の離れた男女の、恋愛とも友情ともとれない複雑な人間関係を描いた新境地ともいうべき小説です。
- 受賞後のコメントでは「ノミネート10作品に選ばれただけで奇跡。書き手にとっては遠くでキラキラ光る星のような賞だと思ったいたので、今でも実感はないです」と喜びのコメントを動画で投稿されています。
- 内容は、主人公の家内更紗は両親を失い親戚の家で暮らす小学生。しかしそこでは辛い生活を強いられ、放課後は家には帰らず公園で過ごしていた。そんなある日、公園で大学生の佐伯文と出会う。更紗の辛そうな表情を見かねたのか、「うちに来る?」と誘われます。親戚のうちに帰りたくない更紗は、自らの意思でついていきます。そして文からは一切危害を加えられることなく、二人で穏やかな生活を送るのだった。しかしその生活を、誘拐事件の被害者と加害者という二人が望まない形で終わりを告げる。
- それから15年の時を経て再会する二人。その後の二人の交流を通し、新たな男女の関係に息を飲む作品となっています。
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ニュースでも10代の女の子が誘拐されて、軟禁されながら逃げ出さないという事件がたまに起きていますよね。そこに踏み込んで、じゃあその後の二人はどうなるのか?という興味深い内容!今までにない価値観を通して、二人の関係を見守っていたくなる一冊です
まとめ

本屋大賞2020、気になる本はあったでしょうか?
「#おうち時間」「#おうちで過ごそう」を面白い本を読んで、ゆったりと価値のある時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?