「お酒を飲むと太る?」
「お酒をやめると痩せる?」
という疑問ってよくありますよね。
そこで、、、
「お酒自体には糖質は少ないよね」
「お酒と一緒に糖質の高いもの、高カロリーのものを食べるから太るんだよね」
「ウィスキー、ハイボールとか糖質オフビールとか飲んでれば問題ないよね」
って思って
ダイエット中に糖質やカロリーに気をつけてお酒を飲んでいると、確かに太りにくいのは事実。だけど、痩せやすくなるかというと、答えはNOなんです。
理由は、、、
肝臓は基礎代謝の約3分の1を占めているから。
お酒で糖質をあまり摂っていなければ太る要素は減るんですが、だけどアルコールを摂取していることで、肝臓がアルコールの分解にエネルギーを使うことになってしまい、代謝(エネルギーを使うこと、カロリーを消費すること)の邪魔をしてしまうんです。
だから、お酒を控えると、痩せやすくなる。というのが禁酒ダイエットのからくりなのです。
逆に、痩せなくていい、太りたくないという理由なら糖質を気にしてハイボールとか糖質オフ系のお酒と糖質の少ないチーズや野菜、魚、肉と一緒に食べれば、太る要素がないので、怖がらなくても大丈夫!
「痩せたければお酒はやめるのがベスト」
「太りたくないだけなら糖質だけ気にしておけばお酒を飲んでも大丈夫!」
目次
なぜお酒をやめると痩せる?答えは肝臓の代謝率がすごいからです
基礎代謝の内訳の内訳はこんな感じです。
(一般成人)
肝臓: 27%
脳:19%
筋肉:18%
腎臓:10%
心臓:7%
その他: 19%
だから、お酒のアルコール分解で肝臓を使うと、代謝が落ちて痩せにくくなる!
お酒をやめると痩せる理由となる「肝臓の役割」を知っておこう
肝臓の役割は、、、
- 食べ物から得た栄養分を貯蔵
- アルコールや不要な老廃物を分解・解毒
- 胆汁という物質を分泌し、脂質の消化を助ける
内臓の中では最大の臓器!!
お酒を飲むと痩せにくくなる理由はアセトアルデヒト!
さらに知っておいて欲しいのは、、、
-
- 体内にアルコールが入ると、肝臓で酵素が働いて「アセトアルデヒド」という物質に分解される。
- アセトアルデヒドは人体に有害な物質。(だけど最終的には水と二酸化炭素にまで分解、排出)
- 過剰にお酒を飲んでしまうと、アセトアルデヒドが多量につくられることにより、悪影響が!
「アセトアルデヒドは活性酸素を介して肝細胞を傷つけ、さらには脂肪の分解を抑制し、肝臓に中性脂肪の蓄積を促します。特に肥満傾向にある人は、過剰飲酒で脂肪を蓄積しやすいため、飲酒量の見直しが必要です。」
お酒をやめれない!痩せれない!?適度に適切にお酒を飲んで痩せよう
「なかなかお酒がやめられない」
「いきなり禁酒は難しい」
ダイエットでいきなり生活を変えるのは難しいですよね。
まずは少しずつ、お酒の適量から知って、対策を立てましょう。
厚生労働省が「節度ある適度な飲酒」として示す1日の適量
男性の場合は次の通り。(女性の場合は、その1/2から2/3程度)
●ビール……中瓶1本
●日本酒……1合
●チューハイ(アルコール度数7パーセント)……350ミリリットル缶1本
●ウイスキー……ダブル1杯
お酒の飲み方を少し工夫して、肝臓への負担を減らそう
- 強い酒は控えるか、水と交互に飲む。
- タンパク質・ビタミン・食物繊維を含む食品をつまみにする。
- ゆっくり飲む。
- 週に2日は休肝日をつくり、肝臓を休ませる。
食物繊維を多く含む食品は、アルコールの吸収を緩やかにするだけでなく、さらに糖質の摂取による血糖値の上昇を緩やかにして太りにくくしてくれるのでオススメです。
まとめ
なぜお酒をやめると痩せやすくなるのか、その理由は、、、
肝臓は基礎代謝の約3分の1を占めているから。
お酒、アルコール分解のために肝臓に仕事をさせていると、痩せるためのエネルギー消費の仕事をしなくなっちゃうんで、仕事の邪魔をさせないようにしてあげことが大事なんです。
ダイエットのために、筋肉より基礎代謝率が高い肝臓の役割を最大に発揮してもらいましょう!!